コロナ禍を経て、より導入が広がりつつあるモバイルオーダーシステム(お客様が自分のスマホで商品を選んだり、注文することができるシステム)。
安い費用で導入できるサービスや、自店向けのカスタマイズが可能なサービスなど、機能やコストはサービスによって様々です。
目次
モバイルオーダーのメリット
モバイルオーダーは、ユーザーが来店する前に、欲しい商品を選んでスマホから注文・支払いまで済ませ、後は商品を取りに行くだけというスタイル(飲食店の場合は、店内で飲食するイートインタイプもあります)。
モバイルオーダーの中には、スマホで注文し支払は店頭で行うタイプもありますが、あらかじめ支払まで済ませる方が、ユーザーとしても店舗としても利便性は高いでしょう。
大手外食チェーンや、ファーストフード店などでを中心に導入されていましたが、最近は規模の小さい店舗でも導入されてきています。
客側は待ち時間がないのがメリット
レジで並んでその場で注文するよりも、ゆっくり検討できて、店では商品受け取りだけなので、待ち時間なしでパパッと済むのが魅力です。
ぐるなびが2022年6月に実施した調査では、約4割が「モバイルオーダーの利用経験あり」で、モバイルオーダー利用経験者のうち、約9割が満足と回答しています。
満足の理由は「便利」「キャッシュレス決済ができる」「店員を待たずに済む」が上位に来ています。
店側のメリットは接客やレジの手間がかからない
ユーザーのメリットだけでなく、店舗側としても、店内のパソコンやタブレットに自動でオーダーが入ってくるので、注文を受ける接客業務がなく、キャッシュレス決済がオンラインで済んでいれば、レジ業務の手間もありません。
混雑緩和や注文ミスの防止、販路拡大のメリットも
モバイルオーダーを導入すると、店内の混雑の緩和や、注文ミスのリスクも減らせます。
また、席数が少ない飲食店などでも、モバイルオーダーによるテイクアウトが増えれば、より多くの注文に対応できる可能性があります。
他店との差別化や、販路の拡大の手段として、モバイルオーダーを導入されています。
モバイルオーダーの店側デメリット
モバイルオーダーの店側のデメリットとして、指定時間までに商品を渡すための準備や段取りに気を使う点があります。
お客様が撮りに来た時に、待たせてしまうことがあると、事前にオーダーしていた意味がないとクレームになる可能性もあります。
モバイルオーダーシステム店舗導入費用~ローコストのサービスもある!
「モバイルオーダーを導入するは、すごく費用がかかるのでは?」と躊躇している方もいるかもしれませんが、最近は手軽に利用できるサービスもあり、費用をそれほどかけずに導入できるものがあります。
モバイルオーダーシステムにかかる費用は、サービスによって差はありますが、
- 初期費用
- サービス利用手数料
- 決済手数料
- 振込手数料
といった費用があります。
サービスによって、初期費用無料だったり、サービス手数料無料、振込手数料もかからないものなど、まちまちです。
モバイルオーダーシステムの種類
モバイルオーダーシステムは、店舗が公式サイトなどで店独自で行う『自店専用型』と、複数の店舗のオーダーシステムをまとめたサービスに加盟する『加盟型』があります。
加盟型は、例えば、Menu・PayPayピックアップ・Picks・EPARKテイクアウトなどがあり、ユーザーは、テイクアウトができる複数の店舗の中から店を選んで注文します。
加盟型は、導入の手間は比較的かかりませんが、手数料など費用面が割高なのがネックです(キャンペーンで期間限定で割安になっているサービスもあります)。
自店専用のモバイルオーダーシステムは、ユーザーが専用アプリをインストールして注文するものや、ウェブサイトにアクセスして注文するタイプ、SNS経由で注文するものもあります。
専用アプリを利用するモバイルオーダーシステムは、自由度が高い物の割合コストが高くつきます。
一方、オンラインサイトやSNSで注文を受け付けるタイプは、ローコストで導入できるものが多いです。
マクドナルドはアプリを使ったモバイルオーダーシステム
例えば、マクドナルドは、ユーザーがアプリをダウンロードして注文をします。

スマホにアプリをダウンロードするマクドナルドのモバイルオーダー
スターバックスは、アプリでもWEBでも、モバイルオーダーができる
スターバックスは、アプリでもWEBでもモバイルオーダーができます。
アプリを使ったモバイルオーダーシステムは、アプリ内でクーポンを配布したり、キャンペーンの告知や店舗の情報の発信ができるメリットもあります。
お得なクーポンがあれば、アプリもダウンロードしてもらいやすくなり、販促効果も期待できます。
WEBのモバイルオーダーシステムも、アプリほど自由度はありませんが、オペレーションの簡略化に加え、顧客情報が残るメリットがあります。
「Squareオンラインビジネス」で無料でモバイルオーダーシステムを導入
キャッシュレス決済のSquareが提供する、「Squareオンラインビジネス」を利用すると、モバイルオーダーの注文サイトを簡単に作成することができます。
このサービスは、導入費用や月額固定費は無料で、決済時の手数料3.6%のみで利用できます。
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【Squareオンラインビジネス】初心者でも作りやすいと評判の無料ネットショップ作成ツール
Squareオンラインビジネス Squareと言えば、スタイリッシュなカードリーダーが評判のキャッシュレス決済会社ですが、他にも、店舗運営に関わる様々なツールを展開しています。 そのひとつ「Squar ...
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店頭でキャッシュレス決済をする場合は決済端末の購入が必要ですが、オンライン決済だけなら決済端末は不要です。
Squareの決済端末
Squareリーダー
税込7,980円 →4,980円
→【10/3まで期間限定:3,980円(税込)】※1,000円OFF
スマホやタブレットと連動して使うコンパクトなカードリーダー。Android・i-OS対応。
ショートメールやEメールで電子レシートが送信できる。紙のレシートの発行には別途プリンターが必要。
Wi-Fiまたは4G/LTEで利用可(フリーWi-Fi不可)。
Squareターミナル
税込
46,980円→39,980円
これ一台でカード読取・POS機能・レシート印刷が可能。
スマホやタブレット・プリンタ不要。オールインワンのマルチ決済端末。
Wi-Fiの通信環境が必要(フリーWi-Fiは不可、専用ハブと接続すれば有線LANとの接続は可能)。LTE・4Gなどは使えないがスマホ等からのテザリングは可能。
Square スタンド
税込29,980円
→【10/3まで期間限定:23,900円(税込)】※6,080円OFF
カードリーダー内蔵のi-Padスタンド。
回転式で、お客様による暗証番号入力やカード操作も可能(iPadはついていません)。
紙のレシート発行には別途プリンタが必要。
Wi-Fiまたは4G/LTEで利用可(フリーWi-Fi不可)。
決済端末不要、Android端末1台で決済可能「Tap To Pay」登場!
詳しくはこちら→Squareの「Tap To Pay」解説記事
\ 公式サイトで詳しく見る /
Squareの無料POSレジ活用で対面決済・現金決済も可能
Squareは無料で使えるPOSレジアプリも提供しており、Squareオンラインビジネスとあわせて使うと便利です。
お客様からの注文は、SquarePOSレジアプリにポップアップ通知が表示され、メールも届きます(注文を受ける時間は、曜日ごとに設定可能)。
Squareには、3種類のPOSレジがあります。
- SquarePOSレジ(全業種対応)
- SquareレストランPOSレジ(飲食店用)
- SquareリテールPOSレジ(小売業用)
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【SquarePOSレジ】無料で使えるスクエアのポスレジ評判・解説
SquareのPOSレジとは? Squareが提供するPOSレジは、タブレット端末やスマートフォンにアプリを入れて使う無料のPOSレジです。 シンプルなインターフェイスで、操作が簡単なのが特徴です。 ...
続きを見る
飲食店用のSquareレストランPOSレジは、会計処理の他、オーダーエントリーシステムの機能も搭載しています。
Squareは、初期費用無料・月額固定費無料・振込手数料無料でクレジットカードや電子マネーの決済ができるサービスです。クレジットカードの決済手数料は、対面決済が3.25%で、オンライン決済は3.6%です。
Squareアカウントがあれば、無料で高機能のSquarePOSレジアプリが使え、スマホやタブレットと別売りのSquareのカードリーダーを接続すれば、対面販売でのカード決済も可能です。
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Square(スクエア) 評判 良い?悪い?実際に使った口コミ・感想まとめ【カード決済導入】
\ Square公式サイトはコチラ / Square クレジットカード決済サービスの中でも、”他社に比べ、スピーディーに導入できて、入金も早い”と評価が高いのがSquare(スクエア)で ...
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店外モバイルオーダー「Okage Go 店外版」
モバイルPOS「Okageレジ」を中心に飲食店舗向けソリューション「Okage
「OkageGo」は専用アプリ不要でお客様のスマートフォンからお店に注文ができるシステムで、店内版と店外版があり、「Okage Go 店外版」は事前注文、テイクアウト予約、デリバリー注文やフードコートでの利用に対応しています。
ホームページやSNS、Googleマップなどにリンクを貼るだけで、専用のアプリをダウンロードすることなく注文できます。出来上がり通知もできるので店頭渡しもスムーズ。
注文受付用のタブレットがあれば、初期費用はかかりません。
注文が入らなければ利用料は一切かかりません。
かかる費用は次の通りです。
Okage Go店外版 費用
サービス利用料 | 注文額(税別)×3.0% |
決済手数料 | VISA / Mastercard 2.59% AMEX / JCB / Diners Club / Discover Card 3.3% |
振込手数料 | 1回250円 |
現地現金払い機能追加(オプション) | 2,000円/月(税別) |
使用方法は、こちらの動画をご覧ください。
\ 詳しくは公式サイトへ /
モバイルオーダーもOK!業界最安水準「店舗アプリ」
自社のアプリを使ってモバイルオーダーの受付をしたいなら、株式会社トランスメディアGP提供の「店舗アプリ」が実績があり、かつ安価で導入できるのでおすすめです。
アプリの作成が簡単にでき、ブログ感覚で運用・操作できます。
オリジナルのアプリが作成できるのはもちろん、最新技術のWEBアプリPWA・PCサイトも、同時に作成・運用ができます。
メニュー構成やデザインは打合せで決めていくので、ブランディングにこだわっているお店も、希望に沿ったアプリが作れます。
機能面も充実している「店舗アプリ」
店舗アプリは、
- スタンプカード
- ポイントカード
- 会員証
- クーポン
- 商品購入(EC)
- モバイルオーダー
- テイクアウト決済
- サブスク決済
- チケット決済
など、50機能以上があります。
(EC・予約・モバイルオーダー・デリバリー・決済など個人情報を取得する部分は外部ツールのWEB管理となります)
また、ユーザーの行動履歴が確認できる高い分析機能もあります。
アプリの作成や機能については、公式サイトの「よくある質問」に、詳しい説明があります。
店舗アプリの初期費用・月額料金
金額 | 内訳 | |
初期費用 | 11万(税込)~ | アプリ生成・デザイン制作・iosストア申請代行・Androidストア申請代行など |
月額費用 | 22,000円(税込)~ | アプリ保守・サーバー費・サーバー保守 |
パソコン操作が苦手な方には、まるごと運用代行コースもあります。
また、これらの費用は、政府のIT補助金の対象です。補助金を使えば、割安で導入できます。
また、公式サイトに、「他社よりも高い場合はお申し付けください」とあるので、他社で安いところがあれば交渉してみるのもアリです。
\ 業界最安水準 /
最短1週間で自社オリジナルのモバイルオーダーシステムが導入できる「L.B.B. Cloud」
L.B.B.Cloudは、飲食店だけでなく、様々な業種に対応したモバイルオーダーシステム作成ツールです。
スタジアムやイベント・フェスなどでのグルメ・物販や、サロン・スクールなどの予約型店舗にも対応しています。
L.B.B.Cloudのオーダーシステム作成ツールは、例えると、wordpressのようなクラウドサービスで、いちから開発の必要がなく、導入コスト・運用コストが抑えられます。
必要な機能を必要な分だけピックアップして、自店で使いやすいオーダーシステムの運用が可能です。
また、利用できる決済種類も多く、クレジットカードの他、QRコード決済など複数のキャッシュレス決済に対応しています。
専門的な知識がなくても使える
L.B.B.Cloudを導入にあたって、店舗側の作業としては、パソコンで商品登録を行う必要があります。
その他の初期設定等は、店舗では行わなくてもよいので、専門的な知識は不要です。
L.B.B.Cloud 導入事例
ブレックスアリーナ宇都宮の飲食売店「BRECKY KITCHEN」は、L.B.B.Cloudのモバイルオーダーシステムを利用しています。
ユーザーは、アプリ内のリンクやチラシのQRコードから、注文ページへ進みます。
宇都宮ブレックス公式アプリをインストールし、ARENA → FOODを選択すると、BRECKY KITCHENの注文ページが開けます。
事前決済ができ、スムーズに商品をお受け取りいただけます。 https://t.co/ETFRbr9IXv pic.twitter.com/Q3z5dfHbn9— 宇都宮ブレックス (@utsunomiyabrex) November 1, 2019
実際の注文ページは、こちらです。
L.B.B.Cloud 導入費用
L.B.B.Cloudは、自社用にカスタマイズができるので、費用も一律ではなく、導入費用は公開されていません。
ただ、同業他社と比較すると、安い部類に入ります。
詳しくは、L.B.B.Cloudの公式サイトで資料がダウンロードできます。
具体的な費用等の話がしたい場合は、公式サイトの「お問い合わせ」から問い合わせてください。
\ 公式サイトはこちら /