PayPay・auPAY・d払いといったコード決済の利用者は、年々増えています。
2022年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査によると、2020年7月の調査から交通系電子マネーよりもスマホ決済が上回るようになり、その後もスマホ決済の利用は増加傾向にあり、コード決済の導入を検討している店舗オーナーも増えてきていると思われます。
コード決済の導入方法は、
- 各社に個々に申し込む
- 複数のコード決済をまとめて契約できるサービスに申し込む
2種類の方法があります。
手間を考えると、まとめて申込む方がラクなのですが、実は、各社に個々に申し込みをした方が決済手数料が安くなるケースがあります。
また、コード決済各社は、決済手数料無料のキャンペーンを実施してるところも多くあります。
まとめて複数のコード決済を契約できるサービス経由だと、各社のキャンペーンに参加できないケースがあります。
それぞれ、メリット・デメリットがあるので解説します。
決済手数料を比較
実際に、個々に各社に直接契約申し込みした場合と、複数のコード決済がまとめて契約できるサービスと契約した場合の決済手数料を比較してみましょう。
手数料比較
直接契約 | AirペイQR | VEGA3000 | Cloud Pay | |
1.60%or1.98%(契約プランによる)。 | 3.24%(税抜2.95%) | 3.24%(税抜2.95%) | 取扱なし | |
au PAY | 2.86%(税抜2.6%) | 3.24%(税抜2.95%) | ||
d払い | ||||
LINEpay | 2.17%(税抜1.98%) | |||
その他の取扱決済 | J-Coin Pay、Alipay+、WeChat Pay、UnionPay | メルペイ・Fami Pay・ゆうちょPay・銀行Pay・K PLUS・atone・EPOS Pay・pring・ギフティプレモPlus・ANA Pay・ クレジットカードや電子マネー決済も可能 | Alipay+・WeChat PAY |
- 手数料率は税込表示です
上記の表から分かるように、直接契約の方が決済手数料が安く抑えられます。
まとめて契約する方が便利ですが、直接契約をした方が経費削減にはなります。
ただし、直接契約した場合の入金サイクルや入金手数料、スキャン方式など、どちらがいいか総合的に判断した方がいいでしょう。
直接契約の入金サイクル・入金手数料
PayPayは月1回の振込分は手数料無料、早期振込サービスを使って振込回数を増やした場合は、振込利用料0.38%と振込手数料(PayPay銀行は22円、その他銀行は220円)がかかります。
auPayの入金サイクルは月1回もしくは2回のどちらか選べ(1回の振込金額が1万円未満の場合は次に繰り越されます)、必要な時は早期振込サービスが利用できます。振込手数料は無料です。早期振込サービス利用時の事務手数料も現在は無料。
d払いの入金サイクルは、月1回もしくは2回のどちらか選べます。振込手数料は200円ですが、1万円以上のおまとめ入金の設定をすれば振込手数料は無料になります。
LINEPayは、月1回の自動入金であれば振込手数料は無料で、振込申請で振込回数を増やした場合は、1回につき税込250円かかります。[/st-mybox]
複数契約できる決済会社の入金サイクル・入金手数料
AirペイQRの入金サイクルは、月1回で、振込手数料は無料です。
JMSのVEGA3000の入金サイクルは、月2回か6回どちらか選べます。ただ、月2回を選択すると振込手数料は無料ですが、月6回を選択すると早期払い手数料198円(税込)が1回の振込ごとにかかります。
Cloudpayは月2回の入金サイクルで振込手数料は無料。ただし、最低振込金額が1万円に満たない場合は、次回繰越か振込手数料220円が必要。
直接契約のスキャン方式
また、直接契約した場合、お客さんがQRコードを読み取るユーザースキャン方式になるケースが多いですが、その場合、スキャンした後に、客側が金額を入力する必要があり、店側も金額に誤りがないか確認する手間がかかります。
一方、お店側がスキャンするストスキャンの場合は、バーコードを読み取れば決済が終わるので作業的にはスムーズです。
AirペイQR・・・ストアスキャン
VEGA3000・・・ストアスキャン
Cloud Pay・・・ユーザースキャン
Square(PayPay)・・・ユーザースキャン(金額は自動入力)
※JMS社のVEGA3000は、モバイルタイプのMobile2と据置タイプのCountertopがあります。Mobile2は端末内蔵のカメラでコードを読み取りますが、Countertopは別売りのバーコードスキャナー(税込13,750円)がないとQRコードの読取ができません。
【まとめ】直接契約のメリット・デメリット
直接契約した時のメリット
- 決済手数料が安い
- 直接契約した加盟店向けのキャンペーンに参加できる
直接契約のデメリット
- 入金サイクルが長め
- ユーザースキャンで金額確認が手間
デメリットが気にならないのであれば、決済手数料を安く済ませるには、各社に個々に申し込みした方がお得です。
経費節減したい方は、下記よりオンラインで直接申込みができます。