キャッシュレス決済のSquare(スクエア)は利用者が多く、実際に使った人の感想や口コミがネットでも多く見られますが、良い評判だけでなく悪い評判も出てきて、導入を決めかねてしまうということもあると思います。
私は、Squareを実際に自分の事業で7年間使っており、また、他社の決済もあわせて利用しているので、他社と比較したメリットやデメリットを、実務を通して体験してきました。
この記事では、私が実際にSquareを7年間使った感想を口コミしたいと思います。
Squareリーダーは他社のカードリーダーと比べて1/4の価格で、月額料金0円・振込手数料0円・入金サイクルが早い、とコスパがいいです。実際に使ってみて、使いやすくて気に入っています。ただ、対応端末として公式サイトに掲載されていないスマホやタブレットを使うと、急に使えなくなることがあるので注意が必要です。
目次
なぜSquareに決めたのか
今現在、私の事業では、複数のキャッシュレス決済サービスを導入していますが、メインで使っているのはSquareです。
また、一番初めに導入したのもSquareでした。
Square導入の決め手は、コスパ・使い勝手・操作性・見ためなど、いくつかあります。
月額費用無料・振込手数料無料・入金サイクルが早い・自動で振込される
Squareは、最初に決済端末を購入すれば、その後の費用は決済手数料だけです。
月額固定費無料は0円です。
売上金が入金される際の振込手数料も0円です。
入金サイクルは、最短で翌営業日です。
Squareの入金サイクル
- 三井住友銀行orみずほ銀行・・・翌営業日
- それ以外・・・毎週金曜日
同業他社では振込手数料がかかるケースもあり、累積するとかなりの額になるはず。
毎回0円なら、そっちの方が絶対お得です。
また、他社サービスでも振込手数料のところはありますが、月に1回しか自動で入金されないなど、入金サイクルがSquareと比べて長い。これは不便です。
Squareは毎回自動で振り込まれ、入金サイクルも短く、振込手数料もかからない。
この点は、非常に使いやすく、他社に比べて大きなメリットだと思っています。
シンプルで使いやすいという評判が多い
Squareは、決済端末やアプリが直感的に操作できて使いやすいという口コミが多かった点も導入を決めたポイントです。
というのも、機器の操作に苦手意識を持っているスタッフがいて、複雑で難しい操作だとスタッフの負担になりかねないなという懸念がありました。
なるべくわかりやすく簡単に使える物と考えた時に、Squareが第一候補になりました。
スタイリッシュな決済端末
Squareは複数の決済端末がありますが、どれもスタイリッシュなデザインです。
洗練されたブランドイメージを体現した機器のデザインで、いかにも業務用っぽくないところが気に入りました。
ほぼ毎日手にする物なので、いいなと思える方を使いたいというのもSquareを選んだ理由のひとつです。
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Squareを実際に使ってみた感想
審査が早く、すぐに導入できた
Squareに申込をして、当日中に一次審査を通過して、VISA・MasterCard・American Expressが使えるようになりました。
その他の決済ブランドも10日程度で審査を通過し、それまでに決済端末は届いていたので、とてもスピーディーに導入できました。
審査期間は、長い所では1ケ月以上かかることもあるので、例えば、イベントなどでの使用に間に合わせたい時など、急いでいる場合もSquareはおすすめです。
操作が分かりやすい
Squareの中でも一番シンプルな決済端末「Squareリーダー」は、スマホやタブレットのPOSレジアプリで会計の操作をして、Squareリーダーでクレジットカードや電子マネーを読み取って決済完了します。
Squareで使えるPOSレジ
Squareのカードリーダーは、SquarePOSレジだけでなく、他社のPOSレジとも連携可能です。
SquareリーダーやSquareスタンドはAirレジ・スマレジ・ユビレジ・ORANGE POS・poscube・Bionlyに対応、SquareターミナルはBCPOS・メガネのレジ・StarPOS CSに対応しています。
私は、SquarePOSレジで使っています。
無料で使えるSquarePOSレジアプリは、商品登録、在庫管理、レポート、顧客管理と多機能ですが、操作画面はとてもシンプル。
機械オンチを自認するスタッフも、Squareは問題なく使っています。
事前に商品登録をしておけば、ワンタッチで会計に金額が反映されます。
商品画像も登録可能で(画像なしも可)、パッと見て探しやすく、スムーズに会計できます。
よく購入されるアイテムは、「お気に入り」に登録しておけば見つけやすいです。
ちなみに、Squareは3万点以上の商品登録が可能で、バーコードを使った商品読み取りにも対応しています。
SquarePOSレジについて詳しくはこちらの記事で解説しています
【SquarePOSレジ 評判・解説】無料で使える高機能かつ簡易レジアプリ
続きを見る
便利なレポート機能
SquarePOSレジは、キャッシュレス決済のデータがレポートで確認できますが、現金取引も手入力で記録でき、すべての取引をデータで見ることができます。
すべての取引をSquarePOSレジに記録しておけば、総売上高、平均総売上高、純売上高(日次、週次、年次)をレポートで確認でき、他にも商品別の売上げやカテゴリー別の売上げなど確認できます。
データはエクスポートでき、分析や記録など、様々な用途に活用できます。
以前、コロナ関連の支援金を申請する際に売上実績の資料の提出が必要だったのですが、Squareのデータをダウンロードして、サクッと資料が作れた経験があります。
回数券・コースチケットの決済が可能(金額・期間の条件つき)
Squareは、金額や期間の条件はありますが、回数券や継続的役務などの決済に利用することが可能です。
導入する時はあまり気にしていなかったのですが、決済サービスによっては、利用規約で事前決済がNGになっているところもあって、Squareにしておいてよかったと後から思いました。
回数券やコースチケットなどを販売したい場合は、前払いに対応しているかどうかなどチェックが必要です。
役務提供(エステ・美容医療・塾・家庭教師・結婚相手紹介など)のクレジットカード決済導入~審査の難易度比較~前払いや回数券の扱いは?
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決済端末Squareリーダーを使ってみた感想
Squareの決済端末中で、一番シンプルなSquareリーダー。
数字ボタンもなく、「これでホントにクレジットカードリーダーの読み取りができるの?」って感じのシンプルが過ぎるくらいの作りです。
このSquareリーダーは、クレジットカード(ICカード)の他、電子マネーやタッチ決済(かざすだけで非接触で決済受付ができるクレジットカードの機能)にも対応しています。
2024年9月25日から、PayPay, d払い, 楽天ペイ, au PAY, メルペイ, WeChat Pay, Alipayの決済が可能になり、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済と、様々な支払方法に対応しています。
接続が途切れて不便だった→改善されました
私はSquareリーダーをタブレットとBluetooth接続して使っていますが、導入当初は、Bluetooth接続が切れて、再接続の操作が必要なことが度々ありました。
そこまで時間はかからないものの、レジでお客さんを前に再接続するのは、会計作業にすぐに入れなくて、ちょっとストレスでした。
しかし、今は、アップデートされて、自動的に再接続されるようになり、不便を感じることはなくなっています。
【トラブル注意】対応機種以外のスマホ・タブレットだと急に使えなくなることがある
Squareリーダーは、iOS・Android、どちらにも対応していますが、すべての機種が対応しているわけではありません。
Squareの公式サイト内には、機種名などから対応機種かどうか確認できるページがありますが、Androidは一部の機種しか掲載されていません。
Androidは種類が非常に多く、未試験の機種もたくさんあるからです。
私は手持ちのAndroidタブレットは、未試験の機種でしたが試しに使ってみると、特に問題なく使えました。
ただ、使い始めて2年ほど経った頃、Squareのアプリを起動しようとすると、途中でフリーズしてしまったり、エラーメッセージが出たりと、急に起動できなくなってしまいました。
対応端末以外の端末を使っていると、それまで使えていても、Squareアプリのアップデートなどで、急に使えなくなってしまうケースがあるので注意が必要です。
また、機種によっては、クレジットカードや電子マネーの決済には使えるけど、Tap To Pay(Androidやi-Padにタッチして決済する決済端末不要の決済方法)の機能は使えないなど、一部機能だけ使えないというケースもあります。
上記のように非対応の機能がある場合は、Squareアプリに非対応のメッセージが表示されます。
Squareの公式サイトで対応機種として掲載されていないスマホやタブレットは、Squareを利用できない可能性があるので注意が必要です。
そこまで古くないスマホでも、中には対応していない機種もあるので、一度確認してみることをおすすめします。
Squareのデメリットやトラブル事例が気になる方はこちらもご覧ください
Square決済のトラブル・デメリット~スクエアは安全に使える?
続きを見る
Squareの体験談をまとめた記事はこちら
Square(スクエア) 決済のレビュー・口コミ・評判まとめ
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Squareの基本情報
Squareの決済端末
Squareリーダー 税込4,980円 スマホやタブレットと連動して使うコンパクトなカードリーダー。Android・i-OS対応。 | Squareターミナル 税込39,980円 これ一台でカード読取・POS機能・レシート印刷が可能。Wi-Fi環境が必要。 |
Square スタンド 税込29,980円 カードリーダー内蔵のi-Padスタンド。お客様に向けて回転できる(iPadはついていません)。 | Squareレジスター 税込84,980円 カードリーダー内蔵のPOSレジ。対面の2画面でお客様の操作もスムーズ。 |
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詳しくはこちら→Squareの「スマホでタッチ決済」解説記事
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決済端末 | |
決済端末 種類 | 4種類 |
税込価格 | 4,980円~ |
キャンペーン 現在実施中のキャンペーン情報 | 無料キャンペーンはほぼなし、割引キャンペーンは時期により有 |
Tap To Pay (カードリーダーなしの決済受付) | 〇 |
決済ブランドと決済手数料 | |
Visa/Mastercard/JCB/American/Express/Diners Club | 3.25% 上記は通常の決済手数料で、 |
交通系電子マネー、QUICPay+、iD | |
PayPay, d払い, 楽天ペイ, au PAY, メルペイ, WeChat Pay, Alipay | |
入金サイクル | 三井住友銀行・みずほ銀行/翌営業日 |
振込手数料 | 無料 |
その他費用 | |
月額料金 | 無料 |
解約金 | 無料 |
審査について | |
審査スピード | 最短当日 |
審査難易度 | かんたん |
機能について | |
電子レシート | Eメール・ショートメール |
事前決済 | OK |
継続的役務 | 金額や期間の条件つきでOK |
POSレジ連携対応 | SquarePOSレジ・Airレジ・スマレジ・ユビレジ |
オンライン決済機能 | Square請求書・Squareオンラインビジネス・Squareオンラインチェック・Squareサブスクリプション・eコマースAPI いずれも決済手数料は3.60% |
管理できる店舗数 | 1アカウントにつき300店舗まで |
関連サービス | POSレジ・予約管理・スタッフ管理・顧客管理・在庫管理・オンラインストア・契約書・請求書・資金調達 |
公式サイト | 年商2500万円以上はこちら |
Squareは、決済機能の他にも、請求書を送信してオンライン決済できたり、ネットショップを作れたり、ネット予約システムが使えたり、無料で導入できる機能がたくさんあります。
キャッシュレス決済も使いやすくコスパもよいので、初めて導入する方にもおすすめです。