「飲食店向けのPOSレジを探していたら、USENレジの名前が出てきたけど実際どうなの?」
「大手だから安心そうだけど、料金が高いって聞くし……」
そんな風に感じている飲食店オーナーの方は多いのではないでしょうか。公式サイトには「USENレジシリーズ累計導入店舗42,000店舗」「継続率99.6%」といった実績が並んでいますが、「デメリットはないの?」と気になる方も多いはずです。
この記事では、USENレジの特徴・料金・評判をもとに、メリットだけでなくデメリットや注意点も公平に整理します。
USENレジが向いている人・向いていない人
はじめに結論から言うと、
- 複数店舗を展開していて売上を一括管理したい方
- 機器トラブル時に自分で対応する自信がなく駆けつけサポートを重視したい方
- インバウンド客が多く多言語対応が必要な方
- とにかく初期費用・月額費用を抑えたい小規模個人店の方
- レジ機能だけをシンプルに使いたい方
こういった方は、USENレジよりも、Airレジやスマレジ、SquarePOSレジなどの無料〜低価格帯のPOSレジアプリのほうが合っている可能性があります。
USENレジは「価格の安さ」で選ぶサービスではなく、「サポートの手厚さ」と「飲食店特化の分析機能」を重視する方におすすめのサービスです。
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USENレジの基本情報
| 対象業種 | 飲食店専用(美容室・小売店・治療院向けは別サービス「USENレジTAB」) |
|---|---|
| レジ端末 | 専用ハードウェア(Windows IoT Enterprise搭載の独自開発機)。iPad等の市販タブレットは非対応 |
| 周辺機器 | レシートプリンター・キャッシュドロア・バーコードリーダー等は、基本的にUSEN指定の専用機器セットの購入が必要(既存機器が使えるかは機種による・要問い合わせ) |
| 初期費用 | 「0円から導入可能なプラン」あり。ただしこれは機器代が無料になるのではなく、本来数十万円かかるハードウェア・設置工事費をビジネスクレジットやリース契約に組み込み、導入時の現金持ち出しをゼロにする仕組み(月々の支払いに費用が乗る)。費用目安は、通常導入費用は30万円〜/1台、レジ画面・ハンディ・キャッシュドロワ・レシートプリンタ等をフルセットにした例で50万円〜/1台程度(契約や導入条件により変動のため要問合せ)。なお、下記の「現在実施中のキャンペーン」を利用した場合、条件を満たせばレジ機材一式が最大32万円相当プレゼントされ、初期費用が実質的に大きく抑えられるケースもあります(適用条件は要確認) |
| 月額費用 | 公式サイトでは非公開・要問い合わせ。目安では月額13,980円/1台※機種構成や契約内容で変わるため、必ず公式見積りで最新情報を確認してください |
| 契約期間 | 2年契約・自動更新。途中解約は原則、契約残期間分の月額利用料相当額がかかる |
| 導入までの期間 | 最短8日〜、契約からの標準的な目安は約10営業日 |
| サポート体制 | 全国拠点からの訪問設置・トレーニング、駆けつけ保守、24時間電話窓口 |
| 主な連携 | USEN PAY(キャッシュレス決済)、モバイルオーダー、ハンディ、券売機・セルフ精算機、予約管理、勤怠管理 |
| 多言語対応 | 日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字/繁体字)の5言語 |
| IT導入補助金 | 対象サービス(申請要件を満たせば最大3/4の補助) |
| 現在実施中のキャンペーン | 「USENレジ新規加入特典 選べるキャンペーン」を実施中。①オーダーシステム同時加入特典(レジ機材一式を最大32万円相当プレゼント+オーダーシステム月額利用料最大3ヵ月無料)、②キャッシュレス決済同時加入特典(決済手数料率を特別優遇)のいずれかを選択可能。既に「USENレジシリーズ(タブレットPOS)」を利用中の方は対象外、初めて専用ハードウェア型「USENレジ(PC POS)」を申込む方が対象。※内容は予告なく変更・終了する場合があるため、必ず公式サイトで最新情報を確認してください |
| 導入実績 | USENレジシリーズ全体(2015年〜のタブレット型含む)で累計42,000店舗、継続率99.6%(2026年3月時点)。専用ハードウェア型「USENレジ」単体は2025年3月発売のため、単体の導入実績数は非公開 |
※月額費用・初期費用は公式サイトで金額が公開されておらず、口コミサイト等の情報をもとにした目安です。実際の金額は店舗規模や機器構成によって変わるため、契約前に必ず公式サイトから見積りを取り、最新情報を確認してください。
公式サイトで最新情報を確認
USENレジとは?サービス概要

USENレジ(専用ハードウェア型)は、10年以上にわたるUSENのレジ事業のノウハウと、NTTデータの高いシステム開発力を掛け合わせて誕生した高機能・高耐久な上位モデルのPOSレジです。
レジ本体にはレノボ製のミニタワーPCと高輝度な13.3インチ大画面タッチパネルディスプレイを採用。OSには業務用途で標準的な「Windows IoT Enterprise」、CPUには「AMD Ryzen」を搭載したタフな設計が特徴です。
会計操作のしやすさはもちろん、レジ締めは「レジクローズ」ボタンを押すだけの2ステップで完了。
売上データは自動集計され、日別・月別・客層別など約30種類の分析結果をわかりやすいグラフで確認できます。
また、専門スタッフが店舗へ訪問し、機器の設置から初期設定、スタッフへの操作トレーニングまで一括でサポートしてくれる点も魅力です。
なお、発売開始から間もないため独立した口コミ・評判はまだ少ないのが現状ですが、前身となるタブレット型POSレジ「USENレジ シリーズ(2015年3月提供開始)」を含めると、全体で累計42,000店舗(2025年3月時点)に導入されてきた実績と信頼があります。
「USENレジTAB FOOD」というサービスもあります
USENには、本記事で紹介している専用ハードウェア型の「USENレジ」とは別に、iPadを使う「USENレジTAB FOOD」(旧USENレジ FOOD/Uレジ FOOD)という姉妹サービスもあります。iPadにアプリを入れて使うタイプで、月額利用料はUSEN PAY等の決済手数料のみ(0円〜)というプランもあり、初期コストを抑えやすいのが特徴です。
手持ちのiPadを流用してコストを抑えたい方や、まずは小規模・低コストで始めたい個人店・開業間もない店舗には、こちらの「USENレジTAB FOOD」の方が合っている場合があります。一方、本記事で解説している「USENレジ」(専用ハードウェア型)は、耐久性・安定性を重視する店舗や、複数店舗展開・本格的な分析機能を求める店舗向けの位置づけです。どちらが自店に合うか迷う場合は、見積り時に両方の選択肢を尋ねてみるとよいでしょう。
USENレジのメリット4つ
メリット①:全国365日対応の駆けつけサポート
レジトラブルは、営業中の一番忙しい時間帯に起きがちです。USENレジは47都道府県に拠点を持ち、遠隔サポートに加えて専門スタッフが現地に駆けつける体制を整えています。
自分でトラブル対応するのが不安な方、ITに詳しいスタッフが店舗にいない方に向いています。
メリット②:飲食店特化の分析機能が標準搭載
損益計算(PL)、予実対比、客層別分析、複数店舗管理など、約30種類の分析機能が標準で使えます。無料POSレジでは有料オプションになりがちな機能が、最初から組み込まれています。
勘や経験だけでなく、数字をもとに店舗運営を改善したい方、複数店舗を経営していて横断的に数字を見たい方に向いています。
メリット③:モバイルオーダーは既存POSを変えずに単体導入も可能
自社開発のモバイルオーダーは、POSレジ本体と連動させるフル活用はもちろん、既存のPOSをそのまま使いながらモバイルオーダーだけを独立構成で追加導入することもできます。
「まずはインバウンド対応として多言語オーダーだけ導入したい」といったニーズにも、レジ本体の入れ替えなしで応えられる点が特徴です(日本語・英語・韓国語・中国語簡体字/繁体字の5言語表示を標準搭載)。
なお、基本的にはお客様自身のスマートフォンでQRコードを読み取って注文する方式です(アプリのインストールや店舗Wi-Fiへの接続は不要)。自分のスマホでの注文に抵抗がある客層も一定数いるため、その場合はテーブルに店舗側のタブレット端末を設置し、そちらから注文してもらう設定も可能です。客層に応じてどちらの運用にするか、導入前に検討しておくとよいでしょう
導入事例でも、モバイルオーダー活用によってスタッフが注文のたびにテーブルへ向かう必要が減り、少人数体制でも料理提供や声かけに余裕が持てるようになった、ハンディ操作の教育コストが下がったといった声が紹介されています(詳しくは「 導入事例・評判からわかること」)。ハンディ・券売機・セルフ精算機とも連携でき、注文から会計までのオペレーションを一括で効率化できます。
ホールスタッフを増やせない中、注文業務を効率化したい方、インバウンド需要が多くモバイルオーダーの多言語対応を活用したい方に向いています。
メリット④:レジ以外の店舗インフラもまとめて相談できる
Wi-Fi・通信回線、防犯カメラ、店内BGM、配膳ロボットなど、店舗運営に必要なサービスをUSENの窓口一本でまとめて相談・見積りできます。
開業準備中で、複数の業者にバラバラに問い合わせる手間を省きたい方に向いています。
USENレジのデメリット4つ
デメリット①:専用ハードウェアの購入が必須で、手持ちのiPadは使えない
Airレジ・スマレジ・Square POSレジなどの多くは、手持ちのiPad・iPhoneに専用アプリを入れるだけで導入できます。一方USENレジ(飲食店向け)は、独自開発の専用機器(Windows IoT Enterprise搭載)を採用しており、iPad等の市販タブレットには対応していません。レシートプリンターやキャッシュドロアなどの周辺機器も、動作保証の観点からUSEN指定の専用機器セットの購入が基本になります。
安定稼働・耐久性の高さと引き換えに、「今あるタブレットを流用してコストを抑える」という選択肢が取れない点は、契約前に理解しておく必要があります。
デメリット②:料金が公式サイトで公開されておらず、他社より高めになる可能性も
月額費用・初期費用ともに公式サイトには具体的な金額が載っておらず、問い合わせて初めて分かる仕組みです。
「初期費用0円から導入可能なプラン」も用意されていますが、これは機器代が無料になるわけではなく、本来数十万円かかるハードウェア・設置工事費をビジネスクレジットやリース契約に組み込み、導入時の現金持ち出しをゼロにする仕組みです。月々の支払いには機器代が上乗せされる形になります。
無料POSレジアプリ(Airレジ・スマレジの無料プランなど)と比べて総費用は高めになりやすい傾向がうかがえます。
契約前に必ず複数プランの見積りを取り、「0円プラン」の場合は月々の支払いに含まれる機器代の総額も確認しましょう。IT導入補助金を利用する場合は、実質負担を抑えられる可能性があります。
デメリット③:2年契約・自動更新で、途中解約には違約金がかかる
USENの公式サポートページによると、契約期間は2年で、期間満了の1か月前までに書面で更新しない旨の申し出がない限り自動的に24か月更新されます。途中解約は原則として契約残期間分の月額利用料相当額がかかるため、「試しに導入してすぐやめる」といった使い方には不向きです。
契約前に契約期間・更新条件・違約金の金額を書面で確認し、更新月をカレンダーなどで管理しておくことをおすすめします。
デメリット④:操作に慣れるまでに時間がかかる場合がある
実際の操作性について、ハンディでの入力手順をもう少し簡略化してほしいと感じる利用者の声も一部にあるようです。分析機能や連携サービスが充実している分、シンプルな会計機能だけを求めている店舗にとっては慣れるまでは使いにくく感じるケースもあるようです。
契約前のデモやショールーム見学で、実際の操作感を確認しておきましょう。訪問トレーニングやサポートページも用意されているため、導入後は積極的に活用することをおすすめします。
導入事例・評判からわかること
ネット上の口コミを確認したところ、本記事で扱う「USENレジ」単体の独立したユーザーレビューは、2026年9月時点でまだ見当たりませんでした。
これは人気がないというより、前述の通りサービスの提供期間がまだ短いことが大きな理由と考えられます。専用ハードウェア型「USENレジ」は、USENとNTTデータが共同開発し、2025年3月24日に販売を本格開始したばかりの新しいサービスです。そのため、まだ口コミが少ないのは自然な状況といえます。
そこで、USEN公式が公開している飲食店の導入インタビューから、実際に使っている店舗の声を紹介します。
STANLEY DINING(金沢・チーズ料理専門店)
モバイルオーダーとの連携で、注文のたびにスタッフが席へ向かう必要がなくなり、少人数体制でも料理提供や声かけに余裕が持てるようになったといいます。女子会利用が多い同店では、割り勘の金額をレジが自動算出してくれる点も、会計をスムーズにする助けになっているとのことです。
ホリイフードサービス株式会社
以前はハンディ操作の習得だけで新人が2〜3日、飲食未経験者だと2週間〜1か月かかっていたところ、モバイルオーダー導入後はその教育時間を大幅に圧縮。空いた時間を接客トークの指導に充てられるようになり、人件費を5%削減しつつ教育の質は落とさずに済んだと紹介されています。
株式会社オールウェイズ(おでん業態)
以前は基幹システムを経由しないと売上を確認できませんでしたが、USENレジ FOODの管理画面で営業中でもリアルタイムに売上を確認できるようになったとのこと。客足が落ち込みやすい夏場に、高単価メニューの出数をABC分析でチェックする用途にも活用しているそうです。
※上記は投稿・公開時点の内容であり、店舗の規模・運用方法によって効果の感じ方は異なります。
Airレジ・スマレジとの違い
飲食店向けPOSレジとしてよく比較されるAirレジ・スマレジとの違いを簡単に整理します。
Airレジとの違い:Airレジは初期費用・月額利用料ともに無料で使えるPOSレジアプリです。無料である分、USENレジのような訪問設置・駆けつけ保守は前提とされておらず、サポートより費用の低さを重視する店舗向けといえます。
スマレジとの違い:スマレジは無料プランから始められるクラウド型POSレジで、周辺機器やオプションを組み合わせて拡張していく形が中心です。USENレジのように、設置からトレーニングまでを一括で任せたい場合には、サポート範囲の違いを確認しておくとよいでしょう。
より詳しい比較は、下記の関連記事もあわせてご覧ください。
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Airレジ(エアレジ)を実際に使った評判・料金・使い方・デメリットを解説
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【スマレジ】使いにくいのがデメリット?おすすめのPOSレジか口コミ・評判を検証
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向いている店舗・向いていない店舗
USENレジが向いている店舗
- 複数店舗を運営していて、売上データを一括管理・比較したい店舗(複数店舗管理機能が標準搭載のため)
- インバウンド客が多く、モバイルオーダーの多言語対応を活用したい店舗(5言語対応・多言語翻訳機能があるため)
- 機器トラブル時に自力対応が難しく、駆けつけサポートを重視したい店舗(全国365日サポート体制があるため)
USENレジが向いていない店舗
- 開業初期でとにかく費用を抑えたい個人店(料金が非公開かつ他社より高めとされているため)
- レジ機能だけをシンプルに使いたい店舗(多機能な分、操作を覚える負担が大きくなりやすいため)
- 短期間での乗り換えを想定している店舗(2年契約・自動更新で途中解約に違約金がかかるため)
よくある失敗例
料金の安さだけで無料POSレジと比較して決めてしまう
月額費用の数字だけを見て「USENレジは高い」と判断してしまうケースです。実際には、サポート費用や分析機能の価値も含めた総合コストで比較する必要があります。
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契約期間・違約金を確認せずに契約してしまう
2年契約・自動更新であることを知らずに契約し、業態変更などで早期解約が必要になった際に違約金が発生して後悔するケースです。
機能を使いこなせないまま「宝の持ち腐れ」になる
豊富な分析機能や連携サービスがあっても、活用方法を理解しないまま運用してしまい、コストに見合った効果を感じられないケースです。訪問トレーニングやサポートページを積極的に活用することが重要です。
契約前に確認したい5つのポイント
① 解約条件・違約金:2年契約・自動更新の仕組みと、途中解約時の違約金の金額を書面で確認しましょう。
② 実際の月額費用の見積り:公式サイトに金額が出ていないため、必ず複数パターンで見積りを取りましょう。
③ 通信環境の準備:USENレジの利用にはインターネット環境が必須で、ADSL回線は利用できません。光回線やUSENの通信サービスの契約が別途必要になる場合があります。
④ IT導入補助金の対象要件:補助金の申請には前年度分の納税証明書などが必要になるため、新規開業の店舗は対象外になる場合があります。早めに確認しておきましょう。
⑤ サポート範囲とオプション費用:登録代行やメニュー撮影など、一部サービスはオプション扱いになる場合があります。何が標準で何が追加費用かを見積り時に確認しましょう。
まとめ
メリット:全国365日の駆けつけサポート、飲食店特化の分析機能、モバイルオーダー・ハンディとの豊富な連携、店舗インフラをまとめて相談できる窓口の一本化。
デメリット:料金が非公開で他社より高めとされる傾向、2年契約・自動更新による解約時の違約金、機能の豊富さゆえの操作習得コスト。
USENレジは「安さ」ではなく、「サポートと分析機能への投資」という視点で選びたいサービスです。導入事例を見る限り、個人店から大手チェーンまで幅広く導入されており、特に複数店舗を運営するオーナーにはおすすめしやすいPOSレジといえます。一方で、これから開業する小規模な個人店で「とにかく初期費用を抑えたい」という場合は、まず無料のPOSレジアプリから始め、店舗の成長に合わせて必要な機能を持つサービスへ乗り換える方法もあります。
料金は必ず公式サイトから最新の見積りを取り、契約期間や違約金の条件もあわせて確認したうえで、自店に合うかどうかを判断してください。
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