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医療向けプランを選べば決済手数料が安い
クリニック・薬局など医療系にオススメのキャッシュレス決済サービスは、医療向けの特別料率を設定している決済サービスです。
医療向けのプランでは、通常の決済手数料よりも手数料が安く設定されています。
サービスによって決済手数料は異なりますが、下記のように、通常の半部以下の決済手数料になっていることも少なくなりません。
医療向けプランを設けていない決済サービスでは、決済手数料が3.24%前後~が多く、医療向けプランでは1.50%前後~が多いので、長期的にみると経費的にもかなり差がでてきます。
キャッシュレス決済は、サービスによって決済端末が2つのタイプに分かれます。
それぞれ使い方が違うので、おすすめサービス紹介の前に簡単に説明しますね。
決済端末はカードリーダー型とオールインワン型の2タイプある
キャッシュレス決済の端末は、「カードリーダー型」と「オールインワン型」の2タイプあります。
専用のカードリーダーをプリンターやスマートフォンやタブレットと接続して使うカードリーダー型と、決済端末にプリンターが内蔵されているオールインワン型です。
カードリーダー型
オールインワン型
カードリーダー型の決済端末
カードリーダーを、タブレット or スマホ、レシートプリンターとBluetooth接続して使います。
サービスによって、タブレット 等の対応機種は異なりますが、手持ちの機種が対応機種であれば、新たに専用のタブレットやスマホを購入する必要はありません。
費用を抑えてキャッシュレス決済を導入したい方にオススメです。
プリンター内蔵のオールインワン型の決済端末
プリンターが内蔵されていて、1台でキャッシュレス決済が完結するオールインワンの決済端末です。
他の機器と接続する必要がないので、機器同士の相性やペアリング設定などを気にする必要がなく、機械に苦手意識がある方にオススメです。
【STORES 決済】医療向け特別プラン~カードリーダー型
キャッシュレス決済サービスのSTORES 決済 (旧:Coiney)は、スマホやタブレットとBluetooth接続して使うカードリーダータイプの決済サービスです。
手持ちのタブレットやスマートフォンが対応機種であれば、それを使うことも可能で、あとは専用のカードリーダーがあれば決済できます。
専用のアプリをダウンロードしてタブレットなどで会計を行い、カードリーダーでキャッシュレス決済を受付ます。
STORES 決済には、通常よりも決済手数料が安い「医療向け特別プラン」があります。
医療向けプランは 決済手数料1.50%~
ストアーズ決済の通常の決済手数料は、クレジットカードの決済手数料3.24%、電子マネーの決済手数料1.98%、WeChatPayが3.24%です。
医療特別プランでは、クレジットカードの決済手数料が1.50%~になります。
医療向け特別プランは、新規申込だけでなく、既存加盟店も対象です。
ストアーズ決済の特徴
STORES 決済は2回払い・リボ払いに対応
STORES 決済は2回払い・リボ払いに対応しています。
ストアーズ決済のようなモバイル決済サービスでは、1回払いしかできないサービスがほとんどのため、複数回払いに対応したい場合は、 STORES 決済 はファーストチョイスになります。
振込手数料と入金サイクル
ストアーズ決済の入金は、自動入金と手動入金があります。
自動入金は月に1回、自動的に振り込まれ、この際の振込手数料は無料です。
手動入金は、任意のタイミングで振込依頼をした際の入金で、10万円以上なら振込手数料は無料ですが、10万円未満の場合は、振込手数料200円(うち消費税10% 18円)がかかります。
- 月1回自動入金・・・振込手数料無料
- 手動入金・・・10万以上は振込手数料無料
10万未満は200円
オンライン決済にも対応【 STORES 請求書】
STORES 決済では、決済用のWEBページからオンライン決済してもらうことができる、 STORES請求書という機能があります。
決済用のWEBページは、件名や金額を入力すれば簡単に作成でき、請求書として送信できます。
患者さんは受信したメールから決済用のWebページを開き、そこから決済が可能です。
オンライン診療にも活用できる便利な機能です。
医療向け特別プラン対象
対象
以下の医療法第一条に定める「病院」または「診療所」は対象となります。
- 単科病院(内科)
- 単科病院(外科・形成外科)
- 単科病院(皮膚科)
- 単科病院(眼科)
- 単科病院(歯科)
- 単科病院(その他)
対象外
以下の業種は、医療向け特別プランは対象外となります。
- 総合病院
- 大学病院
- 薬局
- 動物病院
- 美容クリニック
ストアーズ決済利用前に知っておきたい注意点
専用フォームからの申込が必要
医療特別プランの適用は、新規・既存問わず、公式サイトの医療特別プラン紹介ページ内の専用フォームからの申込が必要です。
その他
STORES 決済 決済は、iPad・iPhone・Androidに対応していますが、電子マネー決済に対応しているAndroid機種は限られています。
対応機種の詳細は、公式サイトよりご確認ください。
カードリーダー(決済端末)無料で導入できる
STORES 決済では、新規申込の方を対象に、条件を達成すると、税込19,800円の決済端末1台が無料となります。
達成条件は、
新規申込後180日以内に、STORES 決済 利用の売上が合計10万円以上
となっています。
詳しくは、公式サイトでご確認ください。
\ 公式サイトはこちら /
ストアーズ決済(STORES 決済)評判・口コミ・使ってみた感想まとめ カード決済導入
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ORCAMO(日本医師会ORCA管理機構)のキャッシュレス決済
ORCAMO(日本医師会ORCA管理機構)は、日医会員向けに特別手数料でキャッシュレス決済サービスの提供をしています。
プリンター内蔵の決済端末は1台無料で、初期費用無料で導入可能です。
「VISA、Mastercard/JCB、Amex、Diners」のクレジットカードが基本プランです。
電子マネーやQRコードはオプションの契約となります。申し込み後のオプション契約の変更(追加・削除)はできないので注意してください。
また、電子マネーの利用には、税込550円の月額料金がかかり、QRコード決済は、初期費用が22,000円かかります。
また、PayPayは利用できないのでご注意ください。
入金サイクル | 月1回 or 月2回(どちらか選べます) |
振込手数料 | 220円/回 |
SIM | SIMなし。機器と有線接続できる通信回線が必要(光回線推奨) |
\ 詳しくはこちら /
ORCAMOも、その前に紹介した STORES 決済 も、PayPayは使えないので注意してください。
PayPayもあわせて導入したいなら、「ステラパックforクリニック」か、「PAYGATE」がおすすめです。
どちらもプリンター内蔵の決済端末です。
それぞれ詳しく解説します。
【stera pack (ステラパック)for クリニック】オールインワン端末
プリンター内蔵のオールインワン端末、ステラターミナルは1台で30種類以上の決済ができるオールインワン端末です。
SMBC GMO PAYMENTが提供するステラパックは、ステラターミナルが利用できる医療機関向けのプランがあり、決済手数料が安く設定されています。
決済手数料が1.50%~
Visa,Mastercardの決済手数料率は、永年1.50%です。
QUICPAY+を除くQRコード決済及び、電子マネーの決済手数料は3.24%です。
JCB・AMEX・Diners・DISCOVERの料率は、WEBからの申込み画面で確認可能です。
stera pack の契約期間は3 年間で、途中解約の場合、解約の申し出から45 日以内にstera terminal を正常な状態で返却しない場合は、所定の違約金が発生します。
月額3,300円でレシートロール紙無料、端末の修理交換無料
ステラパックは、月額税込3,300円かかりますが、レシートロールの追加発注は無料、端末に不具合がおきた時も、クリニックの故意や過失がない場合は修理や交換も無料です。
入金サイクル
下記のパターンから入金サイクルが選べます。
・月6回締め 2営業日後払い
・月2回締め 2営業日後払い
・月2回締め 15日後払い
振込手数料
- 三井住友銀行口座:0円
- その他の銀行口座:220円(税込)
ひかり回線が必要
端末の設置に光回線が必要です。
通信の安定性、セキュリティの面から固定回線を推奨されています。
診察券のデジタル化も可能
医療事業者用アプリ「おまとめ診察券byGMO for stera」が標準搭載され、診察券の電子化ができます。
患者さんが診察券をスマホへ一元化できます。
患者さんの来院受付は、steraにQRコードをかざすだけなので、感染防止のメリットもあり、受付業務の負担も軽減されます。
患者さんがQRコード受付を済ませると受付番号が割り振られ、steraから受付票が出力されるので管理もラクラク、呼び出しもスムーズです。
窓口での次回予約もアプリ上に登録可能で、次回予約日時を紙で患者さんに渡すことができ、予約日をアプリ上に登録すればリマインド通知が届くので、クリニック側も患者さんもどちらも便利に使えます。
ただ、現在、電子カルテやレセプトコンピューター、LINEなど外部システムとの連動は行えません。アプリの機能改善は随時行われるので、今後は連携が行えるようになる可能性はあります。
また、stera terminalは、専用マーケットプレイス「stera market」からアプリをインストールすることで、さまざまな機能を追加することができ、業務効率化が図れます。
公式サイトはこちら
ステラパックforクリニックは、光回線が必要ですが、ひかり回線がない環境の場合は、次にご紹介する「PAYGATE」が、Wi-Fi環境、4Gで使えるのでおすすめです。
【PAYGATE】医療向けプラン~オールインワン端末
クラウドPOSレジのスマレジ提供の「PAYGATE」は、プリンターとカードリーダー一体型タイプで、医療向けプランがあるサービスです。
タブレットやスマートフォンは不要で、機器同士の相性の心配ないオールインワン端末で、クレジットカード決済、電子マネー、QRコード決済の受付が1台で可能です。
PAYGATEの特徴
月額費用がかかる
PAYGATEは、月額利用料として、税込3,300円がかかります。
ただ、スマレジ(POSレジアプリ)の有料プランを利用している方限定で、PAGATEの月額費用が0円になる新プラン「月額0円プラン」が登場しました。
月額費用 | 通信 | |
基本プラン | 税込3,300円 | SIMあり(4G・Wi-Fi対応) |
月額0円プラン | 無料 | SIMなし(Wi-Fi対応) |
月額費用はかかりませんが、SIMがついていないので、4Gには対応していません。
また、決済手数料や、入金(振込)手数料も異なります。
スマレジとは
「スマレジ」はクラウド型POSレジで、レセコン・電子カルテとの連携が可能です。
レセコンと連携すれば、受付スタッフは会計内容をスマレジで表示させ、精算を済ませればよく、業務が軽減されます。
また、NON-PLU対応なので、領収書に印字されたバーコードを読み込んで会計と連携することができ、レセコン・電子カルテと連動しない運用も可能です。
自動釣銭機と連動すると、セミセルフレジとしても利用できます。
【スマレジ】口コミ・評判を検証 使いにくいのがデメリット?おすすめのPOSレジ?
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入金サイクル
入金サイクルは、クレジットカード・電子マネーは月2回で、QRコード決済は月1回です。
【クレジット・電子マネー】末締め翌15日払い、15日締め当月末払いの2回
【QRコード決済】当月末締め・翌月末払い入金手数料
入金手数料
1回ごとの入金手数料は、下記の通りです。
入金金額 | 振込手数料 | |
基本プラン | 一律 | 0円 |
月額0円プラン | 10万円/回以上 | 0円 |
10万円/回未満 | 税込165円 |
PAYGATEは、端末代0円、決済端末も割安で導入できるキャンペーン中ですが、医院・クリニック向け特別プランは、さらにお得になっています。
公式サイトやダウンロードできる資料では、一般的な手数料までしか分からないので、詳しい費用について知りたい場合は、公式サイトの問い合わせフォームから問い合わせした方が早いです。
問い合わせ例文
お世話になります。
〇〇(業種)の店舗を経営しており、PAYGATEの導入を検討しています。
キャンペーンで決済手数料が安くなる旨、ホームページで拝見しましたが、当方がこれから申込した場合の費用詳細につい詳しく教えてください。
他に条件等ございましたら、お知らせいただきたいです。
どうぞよろしくお願い致します。
コピペOKです。
公式サイトの問い合わせフォームに入力して送信すると、担当者から回答があります。
【ペイゲート 評判】決済端末無料のPAYGATE解説
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