モバイル決済の基礎知識

モバイル決済のカードリーダーの耐用年数・寿命はどれくらい?

カードリーダーの耐用年数・寿命は?

モバイル決済を導入すると、長期にわたって使うことが予想される専用カードリーダー。

このカードリーダーは、いったいどれくらいの寿命なのか、耐用年数が気になる方も多いと思います。

  • モバイル決済のカードリーダーは、どれくらいもつのか?
  • 買い替えの時期は、どれくらいを目安にすればいいのか?
  • どうすれば、長持ちさせることができるのか?

この記事では、各社のカードリーダーの寿命についてまとめています。

カードリーダーの寿命は充電回数で決まる

カードリーダーの寿命はバッテリーの寿命

Square・Airペイ・楽天ペイ・STORES 決済、いずれのカードリーダーも、充電して使います。

カードリーダーの中にあるバッテリー(充電式電池)は、消耗品です。

充電の回数を重ねるごとに、バッテリーは消耗していきます。

使っているうちに、充電後の電池のもちが悪くなるのはこのためです。

だんだんと電池の持続時間が減っていき、最終的には寿命で使えなくなります。

携帯電話も同様に、だんだん電池の持ちが悪くなりますよね?

携帯電話の場合は、バッテリーを交換することもできますが、モバイル決済のカードリーダーは、バッテリー交換ができません。

バッテリーの寿命=カードリーダーの寿命となります。

 

Squareのカードリーダーの寿命は?

Squareの公式サイトには、カードリーダーの寿命に関しての記事はありません。

そこで、サポートに問い合わせしてみました!

Squareサポートからの返事は、次の通りです。

現在弊社で販売しているICチップ対応カードリーダーは耐用年数 につきましては、おおよそ1年から2年となっております。

また、ご利用状況や決済回数によって耐用年数は前後いたします。

通常通りご利用いただいていて(紛失は除く)、 充電不良等でご利用いただくことは困難となったカードリーダーに つきましては、 ご連絡いただいたのち交換品の手配を実施することも可能でござい ます。

1~2年とは、かなり短い!!

しかし、「交換できる」と書かれている。

ということは、充電できなくなったらいつでも交換できる?

残念ながら、購入1年以内が交換の対象です。

Squareのカードリーダーは一年保証がついているので、その期間内の交換のことなんですね。

Squareのカードリーダーの価格は、他社のカードリーダーの4分の1なので、耐用年数に差が出るのも仕方がないかもしれませんが、短期間での交換や買い替えはやはり不便です。

この点は、将来的に改善してもらいたいポイントですね。

 

Airペイのカードリーダーの寿命

Airペイも、公式サイトを見ても、カードリーダーの寿命に関しての記載はありません。

サポートに問い合わせしてみたところ、

誠に恐れ入りますが、店舗様によりご利用頻度や充電頻度が異なりますため、目安としても適切回答ができかねます。

という返事でした。

ということで、Airペイのカードリーダーの寿命は不明です。残念。

 

補足情報として、AirペイのFAQページによると、カードリーダー到着月を含む6ヶ月以内であれば、交換してもらえるようです。

初期不良のみ無償で交換という形のようです。

6ヶ月以上経過した場合の申し出は、代金を請求するとのことです。

(6ヶ月以内のカードリーダーの不良でも、損傷や水没などは交換ではなく代金請求となります)

詳しくは、公式サイトでご確認ください。

 

楽天ペイのカードリーダーの寿命

楽天ペイは、公式サイト内の「よくある質問」ページに、カードリーダーの寿命についてのQ&Aが載っています。

Q. カードリーダーのバッテリー寿命と推奨される交換期間を教えてください

A. 通常の使用環境であれば3年以上お使いいただけます

 

3年以上はもつとのこと。

まぁ、これくらいは最低もってほしいですよね。

というか、正直言うと、もっともってほしい。

 

STORES 決済 のカードリーダーの寿命

STORES 決済 のカードリーダーの寿命は、公式サイトの 「よくあるご質問」に、詳しく説明があります。

1日の50決済利用の場合で、5年ほど(10万回決済利用)バッテリー消耗による買い替えとなる見込みです。

充電(バッテリー)はどのくらいもつ?

STORES 決済 のサイトには、具体的な数で示されていて、とても分かりやすいです。

しかも、5年くらいはもつとのこと。

他社のカードリーダーも、5年くらいはもってほしいものです。

 

カードリーダーを長持ちさせるには?

Square・Airペイ・楽天ペイ・STORES 決済 、どのカードリーダーも、リチウムイオン電池を内蔵しています。

なので、リチウムイオン電池を長持ちさせるように使うことが大切になります。

 

カードリーダーを長持ちさせるための注意点

  • 高温の環境に置かない
  • バッテリーがフル充電になったら、充電をやめる
  • 電池を使いきった状態で長期間そのままにしない

リチウム電池は高温でも低温でも劣化しやすくなります。

特に、夏場の車の中などに入れておくと、急速に劣化が進むので注意しましょう。

 

また、充電が完了したのに、ずっとそのまま充電し続けることも、バッテリーの劣化をまねきます。

「USBケーブルをつなぎっぱなしで放置していた」

これは結構、やってしまいがち。

うっかり放置しないように、気をつけしましょう。

 

反対に、電池がない状態が長期間続くのも、バッテリーによくありません。

店舗で使っている場合は、あまりないケースかもしれませんが、気に留めておいてください。

 

使わなくても電池は減る

電源をオフにしていても、バッテリーは自然放電(自己放電)します。

時間経過とともに、少しずつ電池(電気)容量は減っていきます。

カードリーダーは、完全に電源を切った状態で使っていない状態でも自然放電します。

スリープモードのままにせず、電源をしっかり切る

また、Airペイ・楽天ペイ・STORES 決済 のカードリーダーは、スリープモードがあります。

しばらく使わないと、画面が真っ暗になります。この、スリープモードの場合は、電源を落としている時よりも、バッテリーが消費されます。使わないときは、電源ボタンを長押しして電源を消すようにしましょう。

 

使わないときは端末から取り外す

Squareのカードリーダーにはスリープモードはありませんが、モバイル端末に接続していると、使っていないときでも少しずつバッテリーが消費されます。決済を受け付けない間は、カードリーダーをモバイル端末から取り外すしておくようにしましょう。

Squareの立ち上げは他社と比べてとても早く、10秒かからないくらいです。

使う時に挿して起動するという使い方が、電池の減りが少なくてもちがよくなります。

充電の注意点

どの会社のカードリーダーでも、充電量が不十分だと、正常に動かない場合があります。

バッテリーの劣化が気になるかもしれませんが、充電が少なすぎるのも問題です。

 

まとめ

以上、カードリーダーの寿命と、長持ちさせるための使い方についてお届けしました。

仕事で使うものなので、都合よく使い方をコントロールできないと思いますが、知っているのとそうでないのでは、少しは違うのではないかと思います。

少しでも参考になればうれしいです。

 

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