キャッシュレス決済を選ぶとき、決済手数料の安さだけでなく「入金がいつになるか」も見落とせないポイントです。
決済手数料が安くても、売上の入金までに時間がかかると、仕入れや経費の支払で資金不足になる恐れがあります。
本記事では、Square・楽天ペイ・Airペイ・STORES決済・VEGA3000(JMS)の入金サイクルと振込手数料を比較し、「できるだけ早く入金してほしい」「振込手数料も抑えたい」という方向けに、目的別の選び方まで解説します。
結論:入金の早さを重視するならSquareが有力
入金の早さだけで選ぶなら、Squareが最有力です。
振込先を三井住友銀行またはみずほ銀行にすれば、決済日の翌営業日に自動入金され、振込手数料もかかりません。
三井住友銀行・みずほ銀行以外の口座は週1回の入金で、こちらも振込手数料は無料です。
また、即時入金サービスを利用すると、銀行口座にすぐに入金することも可能です。
公式サイトはこちら
入金サイクル比較表
| サービス | 入金サイクル | 振込手数料 |
|---|---|---|
| Square | 三井住友銀行・みずほ銀行:翌営業日 その他の銀行:週1回 | 無料 |
| 楽天ペイ | 楽天銀行:翌日〜 その他の銀行:自動入金(3日後・月1回・月2回から選択) | 楽天銀行:無料 その他銀行:330円(税込)/回 |
| Airペイ | 月6回(みずほ・三菱UFJ・三井住友銀行) 月3回(その他の銀行) ※Airペイ QR・オンライン決済は月1回 | 無料 |
| STORES決済 | 自動入金:月1回(翌月20日) 手動入金:依頼から1〜2営業日 | 自動入金:無料 手動入金:10万円未満200円(税込)/10万円以上無料 |
| VEGA3000(JMS) | 月2回・月6回から選択可 | 月2回:無料 月6回:198円(税込)/回 |
※上記は2026年9月時点で各社公式サイト・サポートページに掲載されている情報をもとにまとめています。手数料や条件は改定されることがあるため、契約前には必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
Square・楽天ペイ|翌日・翌営業日入金に対応
Square:三井住友銀行・みずほ銀行なら翌営業日、振込手数料は無料
Squareは、振込先を三井住友銀行またはみずほ銀行に指定すると、0時〜23時59分に発生した売上が翌営業日に自動入金されます。
それ以外の金融機関では週1回(水曜締め・金曜入金)の入金です。
振込手数料はどちらの場合も無料で、Squareが負担しています。
なお、今すぐ資金が必要な場合に使える即時入金サービスを利用すると、手数料を支払うことで、Squareの利用可能残高の全額を登録済みの銀行口座にすぐに入金できます。
即時入金の手数料は入金額の1.5%で、最低入金額は5,000円です(振込手数料は無料)。
楽天ペイ:楽天銀行なら翌日入金、その他銀行は条件により異なる
楽天ペイは、振込先を楽天銀行に指定すると、以下から選択が可能で、振込手数料は無料です。
- 翌日自動入金
- 月1回自動入金
- 月2回自動入金
翌日自動入金を選択すると、当日23:50時点の売上が翌日(土日祝含む)に自動入金されます。
楽天銀行以外の金融機関の場合は、翌日入金には対応しておらず、以下から選択が可能です。
- 振込依頼(依頼日の翌営業日)
- 3日後自動入金
- 月1回自動入金
- 月2回自動入金
楽天銀行以外の場合、1回あたり330円(税込)の振込手数料がかかります。
「楽天銀行の口座を持っているかどうか」で入金の早さや、振込手数料が変わるので注意が必要です。
Airペイ・STORES決済|月数回のまとまった入金
Airペイ:月6回または月3回、振込手数料は全銀行無料
Airペイは、振込先がみずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行のいずれかであれば月6回、それ以外の銀行でも月3回の入金があります。
振込手数料はどの銀行を指定しても無料です。
Airペイ QRとオンライン決済分は、通常のAirペイとは別に月1回の入金となります。
STORES決済:自動入金は月1回、手動入金なら1〜2営業日
STORES決済は「自動入金」と「手動入金」を選べます。
自動入金は月1回(翌月20日)にまとめて振り込まれ、振込手数料は金額にかかわらず無料です。
手動入金は管理画面から依頼すると1〜2営業日で入金されますが、振込金額が10万円未満の場合は200円(税込)の振込手数料がかかります(10万円以上は無料)。
「急いで資金化したいときだけ手動入金を使う」「基本は自動入金にして手間を減らす」といった使い分けも可能です。
VEGA3000(JMS)は入金回数を選べる
VEGA3000(JMSおまかせサービス)は、月2回払いと月6回払いの2パターンから選択できます。
月2回払いは振込手数料が無料、月6回払い(早期払い)を選ぶと1回あたり198円(税込)の手数料がかかります。月6回を選び続けると、年間で最大14,256円ほどの振込手数料負担になる計算です。
「資金繰りを優先して回数を増やすか」「手数料を抑えて月2回にするか」を、売上規模や資金繰りの状況に応じて選べるのがVEGA3000の特徴です。
入金サイクルはどう選ぶ?目的別の選び方
| こんな店舗におすすめ | 選ぶべきサービス |
|---|---|
| とにかく早く売上を受け取りたい | Square(三井住友銀行・みずほ銀行) |
| 月数回の入金で十分、手数料もかけたくない | Airペイ |
| 月2〜6回の中から入金回数を選びたい | VEGA3000(JMS) |
| ネットショップ・予約などSTORESのサービスをまとめたい | STORES決済 |
| 楽天銀行の口座をすでに持っている | 楽天ペイ |
入金サイクルだけでなく決済手数料・端末代も合わせてチェック
入金サイクルは資金繰りに直結する重要なポイントですが、決済手数料や決済端末代を含めたトータルコストで比較することも大切です。各サービスの詳しい手数料や導入費用は、以下の記事で個別に解説しています。
- Square(スクエア)の詳しい手数料・評判はこちら
- 楽天ペイの詳しい手数料・評判はこちら
- Airペイの詳しい手数料・評判はこちら
- STORES決済の詳しい手数料・評判はこちら
- VEGA3000(JMS)の詳しい手数料・評判はこちら
まとめ
入金サイクルは「売上をいつ使いたいか」で選ぶのがポイントです。
決済手数料が安くても入金が遅ければ資金繰りが厳しくなりますし、逆に入金が早くても手数料が高ければコストがかさみます。自店の資金繰りの状況に合わせて、入金サイクル・決済手数料・端末代をトータルで比較して選ぶことをおすすめします。
この記事の情報について
本記事の入金サイクル・振込手数料は、各社公式サイト・サポートページの公開情報(2026年9月時点)をもとに、当サイト運営者が確認して執筆しています。条件は改定されることがあるため、契約前には必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。